【保護者必見】さいたま市で「イヤイヤ期対応」に定評のある保育園の選び方とおすすめポイント

「イヤイヤ期」とは？その子なりの“がんばり”のあらわれ

イヤイヤ期とは、子どもが「自分」という存在を意識し始める2歳前後に見られる“自己主張の時期”のことです。この時期の子どもは、「自分でやりたい！」という気持ちが強くなりますが、身体や言葉の発達がじゅうぶんに追いつかず、思い通りにいかない場面が多くなってきます。「やりたいのにできない」「やりたいのに伝えられない」という葛藤から生まれるのが「イヤ！」という言動なのです。

よく見られるイヤイヤ期の行動の例を挙げてみます。

・着替えや靴を履くのを嫌がる
・食事に時間がかかる
・食事を食べない
・「自分で！」と主張して大人の手助けを拒否する
・おもちゃの取り合いで泣き叫ぶ

このような言動は“その子なりのがんばりのあらわれ”でもあります。これが毎日続くと保護者の心も折れてしまいそうになりますが、子どもが発するこの「イヤイヤ」を、信頼できる大人に受け止めてもらうことで、安心感と自己肯定感が育ちます。
場合によっては大変なこともありますが、可能な限りで“子どもの成長の証”として見守ることを意識してみてください。

保育園選びで差が出る！イヤイヤ期対応が上手な保育園の見極めポイント

さいたま市内にはたくさんの保育園があります。その中からイヤイヤ期を丁寧にサポートする保育園を見つけるために、園見学の際に観察していただきたいポイントを3つご紹介します。

1、子どもの”気持ちに寄り添う”関わりができているかどうか

イヤイヤ期の対応に慣れた保育士は、「ダメ！」「やめなさい！」と叱るのではなく、まずは子供の気持ちを受け止め、別の選択肢を提示します。「〇〇しなさい」ではなく、「〇〇する？」「AとB、どっちが良い？」などと、聞き方を変えることで反発が減りやすくなります。

たとえば靴を履くのを嫌がる子に対しては、「今日は靴を履きたくない気分なのかな？じゃあ、この靴とこの靴ならどっちが良い？」などと、可能な範囲での選択肢を与えるようにします。

このような選択肢を与えることで、子どもは「自分で決めた」という満足感を得ることができ、その結果落ち着いて行動できるようになるのです。

2、”気持ちを代弁”してくれる保育士がいるかどうか

2歳前後の子どもはまだ自分の気持ちを言葉にする力が育ちきっていません。そのため、保育士が“代わりに言葉にしてあげる”ことが大切です。

たとえば、おもちゃを取られて泣いている子に対しては、「まだ使いたかったんだよね。とられてイヤだったんだね」などと言葉で気持ちを整理して伝えてあげるようにします。このようにすることで、子どもは「わかってもらえた」と安心し、気持ちを落ち着けやすくなります。

「悲しかったんだね」「悔しかったんだね」と共感を繰り返すことが、感情のコントロール力を少しずつ育てていくことにつながります。

3、“一人ひとりに目が行き届く体制”が整えられているかどうか

この時期の子どもは、いったい何が「イヤ！」の引き金になるかわかりません。そのため、“見守りの余裕”があるかどうかも重要となります。
大勢の子どもを一括で預かる保育園においては、保育士一人ひとりの余力の有無がポイントに。下記のような要素をチェックしておくことをおすすめします。

・保育士の数はじゅうぶんかどうか
・一人ひとりの状態・状況を把握できる仕組みがあるかどうか
・クラス内での連携が取れているかどうか

余裕のある保育は、子どもの小さなサインに気づくことや、先回りした声かけを可能にします。
このほか、保育士一人ひとりが音楽、工作、料理、運動、語学など得意なことを活かしながら、自由な発想で保育に取り組める体制が整っている保育園や、家庭に近いぬくもりのある空間で、安心して過ごせる環境作りに注力している保育園もおすすめです。

乳幼児期は、まわりの環境によって五感が刺激され、また知識を柔軟に吸収するため、人間の人格形成や能力の発達において最も重要な時期といえます。イヤイヤ期も同様で、丁寧な保育が必要となります。
子供が自然に集団生活を楽しめるよう配慮されていることは、イヤイヤ期の保育園探しにおいて大きなポイントのひとつになるといえます。

“声かけ”ひとつで変わる！保育士の工夫を家庭でも


保育園で実践されている関わり方は、ご家庭でも取り入れることが可能です。保育士は子供が何を訴えているのかを、常に一つひとつ丁寧に汲み取るようにしています。

「なぜその行動をしているのか」「言動の背景にはどんな感情があるのか」「どうすれば安心して行動に移せるか」などといった視点を持って、子どもの感情を受け止めながら関わっています。

イヤイヤ期の子どもには、「感情を代弁してあげること」「選択肢を与えてあげること」「役割を持たせてあげること」の3つを行うのがおすすめ。
声かけの具体例をご紹介するので、ぜひ普段の生活の中に取り入れてみてください。

・感情の代弁
「イヤって言いたかったんだよね」「怒っちゃったんだよね」「寂しくなっちゃったんだよね」など、子どもの感情を代弁する。これにより、子どもが自分の感情を理解し、気持ちを整理しやすくなります。

・選択肢を与える
「靴は赤と青、どっちがいい？」「ママとパパ、どっちと手をつなぐ？」などと、選択肢を用意してみてください。自分で答えを選ぶことで満足感が生まれ、納得して行動することができるようになります。同時に、主体性も育ちます。

・役割を持たせる
「ご飯の号令お願いね？」「お母さんのお手伝いしてくれる？」など、家庭内での役割を持たせてあげてください。自分が必要とされていることを実感できることで、どんどん前向きな行動につながっていきます。

まずは子どもの気持ちを受け止める。そうすることで、子どもは「話を聞いてもらえた」と感じ、自然と気持ちが落ち着いていきます。

【ちょっと寄り道】イヤイヤ期だけじゃない！発達特性のある子も安心できる保育園選びとは

保育園選びで見落としがちなのが、イヤイヤ期と似たように見えるけれど、実は異なる背景を持つケースです。たとえば、発語のペースがゆっくりな子や、人との関わりに戸惑いや不安を感じやすい子、音や触感など感覚に敏感な子など。このような発達特性を持つ子たちは、一見すると”イヤイヤ期”によく見られるような言動を取ることがあります。しかしこのような場合、実際に必要なのはイヤイヤ期のサポートとは違うアプローチです。ここで重要になるのは、「その子の今の姿を否定せず、その子なりのペースや感覚を大切にしてくれる保育園」を選ぶこと。

一人ひとりの特性や個性にしっかりと向き合い、丁寧に見守ってくれる園環境が、子どもの安心と成長につながります。

イヤイヤ期こそ「保育園選び」を慎重に！

イヤイヤ期は、子どもが自分で歩き出す力を育む大切な時期です。親にとっては負担も大きい時期ですが、関わり方次第で子どもの心は大きく育ちます。
だからこそ保育園選びでは、「子どもの感情を受け止める保育ができているか」「子ども一人ひとりの気持ちに寄り添える体制があるか」という点が非常に大切です。
加えて「保護者との連携を大切にしているかどうか」という点にも着目できると良いですね。

保育園選びで悩んでしまった際には、長年にわたって地元に根ざした保育を展開し、地域から信頼されている保育園を探してみるのも良いでしょう。

たとえば私たちリトル学園は上記の内容に多く当てはまっているほか、食育、体育、知育を柱としたオリジナルの総合情操教育を展開。中でも音楽教育に力を入れていて、クラシック音楽やリトミック指導を通じ、子供たちの感性を豊かに育んでいます。

また、お琴や剣道、書道といった日本の伝統文化を取り入れたカリキュラムも特徴です。これらは単なる技術習得にとどまらず、日本人が古くから大切にしてきた礼節や美意識を日々の保育の中で自然に体感し、日本人ならではの情緒を育てていくことにつながっています。

そのほかにも右脳トレーニングやフランス語など、一般的な保育園ではなかなか体験できない多彩なカリキュラムを導入。
当園では「子どもたちが自国の文化に親しみながら心の深い部分に働きかけられるような教育」や「五感を刺激しながら子ども一人ひとりの興味や意欲を引き出す教育」を行っています。

さらに、長年の運営を通じて培ってきた「温かなつながり」も大きな魅力のひとつ。中には卒園児が大人になり、保育士として戻ってきてくれるケースもあります。これは幼いころに過ごした園を「大好きだった場所」として覚えていてくれた証であり、地域に根ざした信頼と絆があってこその光景です。

環境作りにもこだわりがあり、特に衛生面には徹底した配慮を。園内のすべての水道には磁気活性イオン水を採用し、日々の生活の中で子供たちの健康と安全を守っています。また栄養士が献立を考案し、園内で丁寧に調理された給食を提供。食育の一環として、食べることの楽しさや大切さも自然と学べる環境です。加えて家庭的な雰囲気の中で子どもたちを見守るなど、安心して過ごせる居場所づくりにも努めています。

そして、通いやすさもリトル学園の魅力のひとつ。多くの園が駅から徒歩数分という便利な立地にあり、送迎のしやすさも抜群です。

子どもの可能性を伸ばす工夫と保護者の安心を支える体制が揃ったリトル学園。日々の保育の中で小さな「できた！」を大切に育んでいます。

さいたま市には多くの保育園がありますが、イヤイヤ期を乗り切るためにも、「寄り添う保育」に注力している保育園を探してみてください。